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日常の中の思考の断片、あるいは妄想のまどろみ
Masaru KUROSE's「頭中百景」Second edition


なぜ絵画は平面と共にあるのだろうか。
人が最初に平面というものを実際に認識したのはまずは海面や湖の表面、さらには目の前に広がる広大な荒野の平地などを目にした時だろうと思います。それ以外の岩や樹木などは有機的で不定形なものばかりだったはずなので、湖や海の水面は滑らかな幾何学形態として相対的に傑出して特別なものと見...
2024年4月27日読了時間: 4分


世界の原理は人間のことなど何も考えていないと思う。
突然の災害などに見舞われた時、この世界が私たちの思惑とは別の原理で作動していることを再認識させられます。世界があるいは大自然が人間の思惑で成り立っていないことは了解済みのはずなのに、私たちはどこかで自分たちが想定する原理で成り立っているはずだと思い込みたいようです。それは私...
2024年2月17日読了時間: 4分


これまでの日本は頑固な職人気質が文化でもありました。
これまで日本の多くの職人は(職人に限ったことではありませんが概ね日本人は)どこかで物事の完成度に自分なりのプライドがあって個々の中で独自の基準のようなものを抱えていたように思います。(このことを頑固な職人気質などと呼びました。)その結果、他者からの要請の範囲内で仕事を納める...
2024年1月1日読了時間: 2分
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